わかるマナーガイド

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臨機応変に対応するのもマナーの一つ

人のお宅を訪問するとき、手土産を持参すると荷物がいっぱいになる。バッグと手土産のほかに、冬ならコートを脱いで手に持ち、雨でも降っていれば傘だってあるだろう。そんな両手のふさがった状態で、玄関でマナーどおりの挨拶をするのは、こちらも格好悪いし、相手も扱いに困ってしまうだろう。軽いおじぎ程度ですませてすぐ上がらせてもらい、きちんとした挨拶は手土産を渡すときにすればすむことである。マナーを忠実に守るのは結構なことだが、時と場合を考えて、臨機応変に対応するのもマナーの一つである。少し話しは変わるが、旅行のお土産としてギフトをもらうのは、だれだってうれしいはず。まして、旅に出ていることを知らなかった相手からもらうとなると、なおさらだ。日ごろのごぶさたを気にしている相手がいたら、旅先から土地の名物などを直接相手の家へ送る手配をしよう。突然送られてきた、その驚きも格別で、喜びが倍増するだろう。そのときは現地から「旅行を楽しんでいます」というような絵葉書も出しておくといい。忙しいときに休暇をもらっての旅行なら、上司や同僚の家にこの方法で届けると、帰ってから手渡しするよりさらに効果的。予算によっては生鮮食品のクール宅配便などなら最高だろう。

内祝いとは?

内祝いとは、お祝いのお返しという意味よりも、内輪のお祝いであるけれども、皆さんに喜びのおすそ分けをしたいという意味でするもの。ですから、本来、お祝いをいただくいただかないにかかわらず差し上げるものです。出産内祝いの場合も、赤ちゃんが無事に誕生したことのお祝いと、「赤ちゃんの名前は○○です」というお披露目の意味がこめられています。現在では、生後1ヵ月頃に、お祝いをいただいた方にのみ内祝いを贈ることが多いようです。具体的には、お宮参りのあと、1週間以内を基準とし、いただいたお祝い金や品物の半額から3分の1くらいをめやすとします。昔は、内祝いとして、紅白もちや赤飯、千歳飴、カツオ節、紅白の砂糖などを贈りましたが、現在ではいくつあっても困らないような実用品を選ぶことが多くなっています。たとえば、毛布やシーツなどの寝具、タオルセット、石けんなど。ほかに、調味料やコーヒー、砂糖などのセットなどもいいでしょう。場合によっては、タオルセットにカツオ節をつけるなど、組みあわせて贈ることもあります。

その国らしい色、柄の品を選ぼう

旅行前に貰うお銭別は嬉しいけれどお返しのおみやげが、という声はよく聞かれるところ。確かに忙しい旅ではおみやげを買う時間もないし、結構負担です。昨今は、現地で買わなくてもすむよう、カタログで選んで出発前に注文しておけば、帰宅と同時に家に届けてくれるという便利屋さんもあります。義理ですむ相手にはそれでもいいでしょうが、一人ひとりに旅先でこれぞと思う品を探すのも、私は旅の楽しさのひとつだと思います。おみやげ専門店ではなく、現地の人が買い物をしている店で「らしさ」を探すのです。その時間がなければ空港の売店がコンパクトで探しやすいかもしれません。よほどへんぴな旅先でない限り、海外みやげが珍しい時代ではありませんから「あの国ならこれ」という代表的な品か、その国らしい色、柄の品と考えるのがベター。

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